こんにちは!今回のエンサイ・カフェでは、昨晩撮影した、夏の夜空に広がる美しい星雲を2つ紹介をしたいと思います。一つは干潟星雲(Lagoon Nebula)、もう一つはオメガ星雲(Omega Nebula)です。
干潟星雲とオメガ星雲は、どちらも夏の夜空で見ることができる美しいディープスカイオブジェクトです。しかし、これまで使っていたカメラでは、これらの星雲は淡くてあまり鮮明に撮影することができませんでした。
新しい機材での挑戦
今回、新しい望遠鏡C8と、新しいカメラASI294MCを使ってこれらの星雲を撮影してみました。その結果、これまで以上に鮮明で美しい画像を得ることができました!やはり赤く淡い光の写り方に、大きな差があります。
撮影の工夫
撮影場所は大阪の街中なので、光害が強く、星空の観察にはあまり適していません。しかし、今回は光害カットフィルタ(UHCフィルタ)を使うことで、光害の影響を最小限に抑え、星雲を鮮明に捉えることができました。このフィルタは、特定の波長の光をカットすることで、天体のコントラストを高める役割を果たしています。また、月の光を避けるため、撮影は深夜2時に行いました。
M8 干潟星雲(Lagoon Nebula)
干潟星雲は、いて座に位置する巨大な星雲です。いて座は夏の夜空で南の空に見ることができる星座で、この時期(5月末)だと深夜2時ごろに南中します。干潟星雲は、広がりを持った赤い輝きが特徴です。新しいカメラとフィルタのおかげで、これまで見えなかった微細な構造や星雲内部の輝きを捉えることができました。
M17 オメガ星雲(Omega Nebula)
オメガ星雲も、いて座に位置する散光星雲です。先ほどの干潟星雲の近く、少し上にあります。こちらも、以前は淡くしか見えなかった部分が、今回の撮影では鮮明に浮かび上がりました。
新しい機材で撮影した干潟星雲とオメガ星雲の写真をお楽しみいただけたら嬉しいです。これからも美しい天体の姿をご紹介できればと思っていますので、ぜひお楽しみに!
それではまた、次回の投稿でお会いしましょう!
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