C8 触りはじめ

こんばんは!今夜はシュミットカセグレン望遠鏡C8で、星を見る準備をしていきます。

先日高知に行った際に、C8をお試しで使わせていただいたのですが、その時点で二つの問題が発生していました。結局その日はC8を諦めて手持ちの望遠鏡(130AZ)で観望したのですが、今回はその時の問題点を解消したいと思います。


1点目は架台に取り付けるためのアリガタ固定板と、AZ-GTiの固定ノブが干渉するという問題です。

固定ネジを長いものに交換

これに関しては、ひとまず家にあったM8の長ボルトで代替することで、一旦使える状態にしました。ただ、このままでは手で回しづらいので、後日ノブを3Dプリンタで作成しようと思います。


2点目は、なぜか焦点位置が望遠鏡のかなり後ろの方まで伸びてしまっており、フォカサーを動かしても延長筒なしではピントが合わないという問題です。

これに関しては、今朝シベットさんから「ひょっとすると取り付けネジが長すぎて鏡筒内で主鏡と干渉しているかも」との連絡を受けていたので、帰宅して早速確認してみました。

中を覗きながら、フォーカサーを回して主鏡を動かしていくと、たしかに鏡筒内に飛び出たネジに主鏡が当たっています。

主鏡を動かしている様子。
内部の直動機構がどうなっているか気になる。

飛び出していたネジを短いものに変えられると良かったのですが、こちらはなんとインチネジ。ネジはそのまま使用し、家にあったM8ナットをスペーサ代わりに挟み込みます。

ボルト飛び出し量の改善後

結果、ネジが干渉しなくなり、フォーカサーのストロークが随分と増えました!接眼レンズを取り付けて覗いてみましたが、ピント位置もばっちりストローク範囲内です。

今日は曇天。遠くのビルの屋上のライトで確認。

これで、問題は二つとも解決です!


ちなみに、昨日の夜までは、焦点位置が後ろになってしまうことを諦めて、延長筒の手配を進めていました。具体的には、3Dプリンタでの仮筒の作成と、Amazonの当日発送の2つを並行して進めていました。

買い物と作り物

結果から言うと、どちらでもピントは合うのですが、Amazonで買った筒がとても良い感じでした。自分の時給も考えると、こういう一般的な道具は、Amazonの方がQCD全てにおいて優れています。3Dプリンタはもう少し特殊な用途で使わないとだめですね。

延長筒の内側。ファインダー取り付け部。

Amazonで買ったNEEWERの延長筒は、内側にC型のバネリングのようなものが入っており、セットビスを締め込んでも、ファインダーに負荷がかかりにくい工夫がされています。いい商品だなと思います。

延長筒をつけたところ。
ぶつけた時の負荷が大きそうで不安。

とはいえ、根本的な解決で延長筒は結局使わずに済んだので、この延長筒は次に出番が来るまでは、道具箱の底に眠らせておきます。


さて、いよいよC8を使う準備ができたので、次は星を見たいと思います!次の晴れの日が楽しみです。

ではまた次回もお楽しみに!


コメント

“C8 触りはじめ” への2件のフィードバック

  1. 着実に問題解決されているようで何よりです!

    アリ型のハンドルはホームセンター等で売っているノブスターのM8用を使うと3Dモデリングやプリントの手間が省けるかも知れません。

    あと延長筒ですが、これは場合によっては使っても良いですね。
    というのもC8は鏡筒後端から127㎜引き出した部分で球面収差が最小になるように設計されている(ちなみにこの状態での焦点距離は約2100mm、つまりF10.5となります)ので最高の性能を得ようとするとそれを守ったほうが良いからです。しかし鏡筒から近い位置にアイピースを置いた時に生じる球面収差の増大は大したことがなく、その位置で使った方が運用上便利なので、通常はそうします。

    あとやはり仰角のある観望ですと、天頂プリズム等で光路を90°曲げた方が楽かもしれないですね。いろいろやってみてください!

  2. Satsukiのアバター
    Satsuki

    コメントありがとうございます!

    “ C8は鏡筒後端から127㎜引き出した部分で球面収差が最小になるように設計されている” のですね。勉強になります。それであれば確かに延長筒の出番もあるかもしれないですね。よりシャープな像を見たくなった時に使ってみたいと思います。

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